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「台湾」を徹底検証(東アジア音楽市場~#7)

ズバリ! 台湾は中国の一部分なのか? それとも中国とは全く関係が無いのか?   62年前の大陸から渡って来た200万人の大陸人(外省人)は当時日本人が支配していた台湾経済界上層部にそっくり入れ替わる形で入り込み、最大手の新聞社の一つ「中国時報(CH...続きを見る

東アジアで最も複雑で悲劇的な歴史を持つ「島」(東アジア音楽市場~#6)

今、日本では過去最大に台湾に対する感心が高まっていますが、そもそも台湾とはどんな国/地域なのか? まず現在の「台湾」は西と北は中国大陸の福建省、南はフィリピン、東は日本の沖縄県に囲まれていて、九州とほぼ同じ大きさの台湾島を中心として蘭嶼など 77の付属島嶼を「...続きを見る

「東アジア音楽市場」へ進出する上で発生する「ありえないトラブル」(東アジア音楽市場~#5)

「強い決意」と「入念な計画性」と「惜しまない努力」を持っていざ「東アジア音楽市場」へ進出します、当然、すぐに色々な問題が発生して来ます。 しかし! 我々日本人の価値観で理解出来る問題であれば良いですが、そうは問屋が卸さないのが「東アジア」になります! 今回は「東アジア音楽市場」へ進出する上で発生する「ありえないトラブル」を検証してみましょう!   まず台湾から・・・・ 「中華民国(台湾)」は世界で最も民主主義が発達している「自由の国」であり、世界で最も親日な人が多い国であり、世界で最も日本のあらゆる文化/商品が消費されている国になりますので、日本のアーティストが行くと正に「パラダイス」だと思う人が多い事でしょう。 しかし! 実際には色々と大変なお国柄があります(汗)。 まず最近の台湾で開催される野外フェスは「国/行政」が主催する入場無料イベントが多く、実行運営者が「公開入札」で決まる事もよくあり、「日程」「条件」「詳細」などが決まるのがともかく遅かったりします。 また民間が主催するフェスでも出演日/時間などの詳細はギリギリまで決まらない場合が多く、海外から参加する場合は早く飛行機のチケットを買いたい所を、ともかくギリギリまで待たされる場合が多かったりします。 また台湾は意外と音響関係が悪く、またリハ無しの場合も多く、事前にセット図を確認する様な習慣も無い場合が多かったりして非常に苦労する事も。 更 には何よりPAさんは「職人プライド」が非常に高い人が多く(汗)、ともかく自由にセットが組めなかったり、PAさんの「個人的こだわり」から理想の音にならなかったり、またリハも本番も時間ギリギリに設定されていて、僅か2~3分でも押すと非常に険悪なムードになったりと、ともかく大変な思いをする場合 が多いです(汗)。 また行政主催フェスではその街の「市長さん」をはじめ行政幹部が楽屋に居る場合が多く、楽屋では徹底的に静粛さが要求されたりします。 台湾では「日本人は礼儀/行儀正しい」という先入観がある為、ちょっとでも楽屋を散らかしたり騒いだりすると「あの日本人は常識が無い」などと思われたりします。 日本人は集団になるとすぐ「バカ騒ぎ」する傾向がありますが(笑)、台湾へ行く場合は、台湾人がイメージする「理想の日本人」にならないと、些細な事からすぐ誤解が生まれて人間関係が悪化してしまいますので注意が必要です(汗)。 また台湾は非常に市場が狭い為、熾烈な競争社会となっていますので、 あらゆる所で「足の引っ張り合い」があり「引き抜き合戦」も多々あります。 例えばA陣営からオファーを受けて日本のバンドが台湾を訪問した際に、日本語の出来るB陣営の人がこっそり接触して来て「A陣営はどんな条件で来ました?ウチならもっと良い条件を出しますよ~」など甘い誘いをかけて来る事があり、日本のバンドはこういう話を聞くとすぐ「それじゃ次は是非」などと非常に安易に異なる陣営へ乗り換えてしまう傾向がありますが、台湾は日本以上に儒教思想で ある「忠」「孝」「仁」「義」が重要な地域であり、みんな自分の「面子(顔)」を非常に大切にしますので、お世話になった人への忠義を忘れると、面子を潰されたA陣営から「あの日本のバンドは人間的に信用出来ない」と猛烈に批判される原因となり、また引き抜いたB陣営はA陣営の面子を潰す(妨害する)事が目的だったりする場合も多く、目的を達成したらそのままフェードアウト….なんて事も多かったりします(爆) こういう「足の引っ張り合い」は他の東アジア地域ではあまり無いですが、台湾ではともかく日常茶飯事になります。 台湾はいわゆる「島国根性」が非常に強い地域であり、潜在的な排他的感情がありますので、台湾へ行く人は常に「台湾の文化/考え方を尊重」して「お世話になっている人の面子」を最大限に考慮して行動しなければなりません。 またこれは台湾に限らず全中華圏で言える事ですが、特に伝統的な儒教思想が強く残る台湾では、お世話になった人への信用を裏切ったり、横柄な行動をする人を「名字臭掉」(名前が臭くなった)と表現します。 日本人がよく使う「悪名」と比べても「悪」と「臭」では意味もイメージも違いますよね(笑)。 よく日本式のロックな価値観だと「多少悪っぽく振舞う」事を「カッコ良い」と感じる人も多いですが、台湾ではただ「臭い」だけの存在 になるわけです(笑)。 他にも台湾では「臭名遠播」(臭い名前は遠くまで届く)や「遺臭万載」(臭い名前は永遠に残る)などのことわざも良く使います。 またそういう人は「賤(賤しい)」とか「不要臉(恥知らず)」など批判されたりもします。 中華圏、特に伝統文化が色濃く残る台湾では常に「飲水思源」(井戸の水を飲む時は井戸を掘った人に感謝する)の心が最も大切になりますね…. ★では中国大陸の場合は・・・・ 次に最も利益が見込める「中華人民共和国(大陸)」は、最もトラブルが起こりやすい「リスク大国」でもありますが、台湾が「人間関係面」でトラブルが起こりやすいのと比べると、大陸は「中国政府(中国共産党)の圧力」が最大の原因だったりもします。 中国大陸では、あらゆるフェスは「国家の許可」が必要になり、その申請には非常に時間を要するので、逆に日程や詳細は比較的早く決まりますし、音響関係も13億人の大市場だけあって世界中の音響会社が参入してい て正に国際標準になっており、また多数の日本人PAさんも活躍している為に運がよければ日本語も通じたりします(笑)。 ...

7月, 01

「東アジア音楽市場」への進出方法(東アジア音楽市場~#4)

まずどこから進出するか? 前回のテーマである「強い決意と覚悟」を持って、まず東アジアのどこへ行くべきか? これが「非常に簡単」な様で、実は後々まで影響する「非常に重要」なポイントになります! 東アジアとは「日本国(日本)」「大韓民国(韓国)」「朝鮮民主主義人民共和國(北朝鮮)」「中華民國(台湾)」「中華人民共和国(大陸)」「中華人民共和國香港特別行政區(香港)」「中華人民共和國澳門特別行政區(マカオ)」の7行政地区になりますが、皆さんまずどこへ行きたいですか? 一番最初に北朝鮮へ行きたいと思う人は居ないでしょうし(笑)、韓国は2000年代前半は東アジアで最も多くの日本人アーティスト/バンドが訪問している地域でしたが、最近は歴史問題(過去の植民地支配)や領土問題(獨島/竹島)などで関係が冷え込んで来ており、また各メディアの日本語に対する自主規制も存在しています。 中国大陸は世界で最も広大で好景気な魅力ある市場になりますが、同じく歴史問題(過去の侵略)と領土問題(釣魚台/尖閣諸島)などで関係が微妙な上、中国共産党による事実上の一党独裁が続き言論/表現の自由が著しく制限されています。 そこで今、東日本大震災に寄せられた巨額の義援金などの影響もあり、多くの人が「台湾」に興味を持っていると思います。 事実、上記7地域の中で現在、最も日本人アーティスト/バンドの訪問が多く、近年はほぼ毎 週どこかで日本のバンドを見かける程になっています。 そこでまず、世界で最も親日的な国であり、日本人だというだけで大歓迎してもらえる「台湾」から進出するのが良い方法だと思います!   ★歓迎は最大でも利益は最小…. しかし忘れてはならない事は、台湾は世界一の親日国家である為、あらゆる日本の音楽/芸能情報が入り込んでいて、日本人=大歓迎してもらえても、日本のバンド=即大人気なんて事には絶対になりません。 アメリカの無名なバンドが日本に来た場合、白人や黒人などと接する事が珍しいので人間的には歓迎してもらえても、それだけで人気が出る事は絶対に無いのと同じです。 また中華民国(台湾)は、東アジアで最も少ない人口(2300万人)の「国」になる為、行って歓迎してもらえる事は比較的に簡単でも、台湾の国内音楽市場は猛烈な競争となっているので、そこで知名度を上げて大ブームになる事は非常に難しく、また仮に大ブームになったとしても、台湾の小さな市場規模では大した利益にならないのが現状になります。 ★利益を見込むなら…. それなら”東アジアで最も利益が見込める地域はどこか? “答えは簡単「中国大陸」になります(笑)。 言うまでも無く世界最大の人口(13億5千万人)を抱えているだけでなく、世界で最も好景気に沸いていて無茶 苦茶お金が有り余っている地域になります。 しかし前記の通り日本に対するイメージは良いとは言えず、また国家による様々な規制が掛かっていて一筋縄には行きません。 それでも”台湾や韓国などより、利益の見込める中国大陸のみに絞るべき!”なんて声を良く聞きますが、それで上手く行った前例は皆無になります。 ここで理解しなければならないのが、中国大陸と台湾の「微妙な関係」になります。 台湾では一般的に大陸に対するイメージは悪く、台湾で大陸の話しをす ると大多数の人から「大陸なんて行かなくていいじゃん」なんて声を聞きます。 しかし一般的なイメージは悪くとも、商業的には大陸は台湾にとって最大の市場 であり、台湾製品の輸出先としては最重要地域になっています。 今、中国大陸には人口200万人以上の大都市が200箇所以上ありますが、どの街を歩いて も、テレビやラジオ、雑誌や新聞などで目にする音楽や芸能、ファッションなどは台湾の歌手/芸能人ばかりが目立ち、コンビニやスーパー、デパートで見かける食品類や、携帯電話やパソコンなどの大半が台湾資本メーカーの製品だったりします。 飲食店や大型量販店なども台湾資本がかなりを占めています。 実は今、 13億人の中国大陸市場は、大半が「台湾資本による経済的植民地」になっているのです! 中国大陸の放送/出版/芸能界にも多数の台湾人が高い地位を占めており、台湾人の歌手や芸能人が優先される仕組みが出来上がっています! 正に今、中国大陸13億人の若者達で流行っている音楽、芸能、ファッションの殆ど全てが台湾から輸入されて来たものなのです! そこで重要なのは、その「台湾」からの流行のルーツとなっているのが「日本」だという事です! ...

6月, 01

東アジアを客観的に見る事が重要(東アジア音楽市場~#3)

最近よくある話・・・・ 私は日本国内滞在中は、日本中の音楽会社から「これからは東アジアの時代なので東アジアへ進出したいです!」「是非、ご協力をお願い致します!」みたいなお話を頂いて、各地で打ち合わせを行っておりますが、その8割以上が実際に東アジアへの進出が実現しないまま終わっているのが現状です。 またなんとか東アジアへ進出が決定して初海外ツアーを行い、遂には現地の野外フェスティバルに出演したり、更には現地でCDリリースを達成した後などでも、現地の文化に対する無理解や誤解から様々な問題が発生して、結果として現地の関係者の不信や反感を買って「もう来るな!」と言われたりするなど…。 なんとか無事に東アジ アへ進出しても、些細な事でせっかくのチャンスを無駄にしてしまうケースが非常に多くなっています。 これは一体、なぜなのでしょうか? 現在、多くの日本の音楽関係者は、日本での音楽ビジネスに行き詰まりを感じて、東アジアなど海外市場へ興味を持っていると思います。 でもそこで重要なのは、東アジアの全て地域では、日本のインディーズ系バンドなんて全く流行ってませんし、必要ともされていません。 よく「東アジアで良い話があったらすぐ声をかけて下さい!」とか「ウチらは非常に良いバンドですので、もし気に入って頂ければいつでも行きますので!」などの話しをされますが、そんな良い話は東アジアにはまず存在しませんし、良いバンドというだけで高額なギャラで招待される事なんて有り得ないのが現実です。 それに東アジアは日本よりも物価が遥かに安い事も忘れてはなりません。 また東アジアでは過去の歴史問題や現在の領土問題などから台湾など一部の例外を除いて、ほぼ全ての地域で日本に対するイメージはあまり良くありません。 そして「日本語」を法律で公用語にしている国は世界でも日本国とパラオ共和国アンガウル州の2つのみと、ブラジルやアメリカなどの日系移民コミュニティーや台湾原住民(少数民族)の長老会議などで限定的に使用されているくらいになります。 これは英語圏、中国語圏、フランス語 圏、スペイン語圏、ポルトガル語圏、アラビア語圏など複数の国で使える言語を持っているアーティストに比べて、言語的な海外展開も非常に難しい環境と言えるでしょう。 しかし、それでも一昔前なら日本は「アジア唯一の先進国」でしたので非常に注目されていました。 でも今は時を重ねる事に日本は他国に追い抜か れており、また昨今の放射能汚染問題もあり、もう日本には憧れる魅力も注目する価値もかなり失われつつあります。 そんな中で無条件に東アジアで日本のイン ディーズ系バンドに対して「良い話」が出てくるはずがありません! これが今、東アジアで日本の置かれている現実になります。   強い決意と覚悟を持った市場開拓精神が大切! そんな中でどうすれば良いのか? 意外なヒントはお隣の国「大韓民国」の「韓流(K-POP)」ブームにあります。 大韓民国には1910年から1945年までの35年間に及ぶ大日本帝国の 植民地支配の後遺症が未だに根強く残っており、また獨島(竹島)や東海(日本海)呼称問題など領土問題も未解決のままで、未だに日本のイメージは良く無く、地上波のTVやRADIOなどでは未だに日本語の歌などが”自粛”扱いにされていて、韓国で日本語の歌を聞く機会はほとんどありません。 また日本でも 韓国に対する感情は韓流ブーム以前の20世紀後半までは決して良い物では無かったと思います。 しかしそんな韓国から大量の「韓流スター」が来日して韓流ブームが大ブレイクとなり、どのアーティストも日本語で歌い、日本語でMCやインタビューなどに答えていますね? これは自然に発生したブームではありません(笑)。 ちゃんと「計画」され「努力を重ねた結果」のブームなのです(爆)! 来日する「韓流スター」は日本語を勉強するだけでなく、徹底的に日本人の「文化」「習慣」「会話のツボ」などを学習しています。 別に韓国が特別好きなわけでもない普通の日本人が何の違和感も無く韓流スターを受け入れているのは、それだけ韓流側が日本人の好みに合う様に努力をしているという結果なのです。 「元々は需要の無い地域でも、現地の言語や文化を学習して受け入れられる様に努力する!」正に日本のインディーズ系バンドが東アジアへ進出する為に必要な のはこの部分になります! ...

5月, 01

国籍、民族、言語、文化を超える(東アジア音楽市場~#2)

音楽には国籍、民族、言語、文化を超える大きな力がある! 恐らくミュージシャンであればみんなそう思っていると思います! そして実際に過去の歴史がそれを証明しています! 日本の音楽の起源を辿って行くと、まず5世紀から16世紀あたりまでに中国大陸から朝鮮半島や沖縄を経由して、多数の中国楽器が輸入されたものが現在の伝統楽器のベースとなり、現在の沖縄(当時の琉球國)にはその軌跡が今でも残っています。 当時の日本(倭國/日本國)の文化と混ざって独自の進化をし、後の雅楽や能など「純邦楽」のルーツとなりました。 14世紀からは当時の朝鮮半島(朝鮮國)と朝鮮通信使(外交/文化使節団)の日本訪問がスタートし、哲学、音楽、芸術などあらゆる朝鮮文化が流行しました。 時代は16世紀に入ると日本の街中で当時の中国大陸(大明國)から「明楽」が伝わり大きなムーブメントとなり、東アジアでの海外貿易も最盛期を向かえ、日本の街ではあらゆる東アジアの音楽や文化、ファッションが流行するなど、「国籍、民族、言語、文化を超え て」人々の心を掴み、正に歴史上で初の「東アジアの統一シーン」が確立されました!…。 しかし、その後、豊臣秀吉による「文禄/慶長の役(当時の日本軍による朝鮮半島/中国大陸への侵略)」の大敗北や、後の徳川家康による「鎖国政策(外交封鎖)」の影響、更には文禄/慶長の役の影響による「大明國の滅亡」 など、「東アジアの統一シーン」は秩序もろとも見事に壊滅してしまいました…。   その後、時代は17世紀になり、ようやく当時の日本國(徳川幕府)と朝鮮國(李王朝)が「日朝国交正常化」を行い、17世紀から19世紀後半まで朝鮮國から朝鮮通信使が再び12回ほど日本を訪問して、傷付いた日朝関係を修復し、日本全土で再度の朝鮮流行ブームとなりました。 また18世紀には当時の中国大陸 (大清國)から「清楽」が伝わり、当時の中国語(唐音/現在の南方方言)の歌詞にカタカナでフリガナを書いて、日本人の多くが三味線を弾きながら中国語で歌う、いわゆる「カヴァー」が大流行した時代もありました。 そして19世紀後半になり、当時の日本(大日本帝國)が当時の朝鮮半島(朝鮮國)へ介入(最終 的には植民地支配)して、多数の日本人が移住した事により、当時の日本のミュージシャンが朝鮮民謡のメロディーに大きく影響されて20世紀初頭に誕生した のが「演歌」になります。 この時代、演歌は日本と朝鮮で同時に誕生して同時に流行し、その後当時の日本(大日本帝國)が当時の台湾(当時の大清國台灣省) を植民地支配して、更には傀儡国家の満州國(当時の中華民國東北地方)を建国した事もあり、「演歌」は台湾や満州でも大ブームとなり、ビクター、コロムビ ア、ポリドール、テイチクなど当時の日本のメジャーレーベルが次々と東アジア各地へ進出しました。 朝鮮人女性歌手の大スター「尹心悳」が関釜航路の連絡船 から恋人と投身自殺をして東アジア全土で大スキャンダルになったり、当時、世界的に流行していた中華ブームにあやかる形で中国人名を名乗ってデビューした 日本人歌手「李香蘭(山口淑子)」が東アジアNo1の大スターとなったり、台湾原住民(少数民族)少女の事故死を発端に作られた歌「莎韻之鐘(サヨンの 鐘)」が東アジア全土で大ヒットして李香蘭主演の映画まで作られたり、ともかくこの時代の「演歌」は当時の大日本帝國(現在の日本/朝鮮/台湾/サハリ ン)や当時の満州國(現在の中国東北部)はもちろん、当時の中華民國(現在の中国大陸)の上海を始めあらゆる主要都市で大ヒットし、東南アジアから南アジア、更には欧米にまで広く浸透して行きました。 「国籍、民族、言語、文化を超えて」人々の心を掴み、20世紀初期から中期までは、正に現在を越える規模での「東アジアの統一シーン」が存在していたわけです!…。 しかし、当時の日本(大日本帝國)による第二次世界大戦(大東亜戦争)の大敗北と、それが引き金 となって発生した東アジア各地での大規模な内戦(國共内戦/朝鮮戦争)により、またも「東アジアの統一シーン」は歴史上最悪な状態まで壊滅してしまいました…。   その後、時代は20世紀後半になり、ようやく日本(現在の日本国)と東アジアの国々との交流が再開して、1952年08月05日(1972年に断交)に台湾(現在の中華民國)と、1965年06月22日に韓国(現在の大韓民國)と、1972年09月29日には中国大陸(現在の中華人民共和国)と国交正常化 を達成、日本の高度経済成長も伴って東アジア各地のアーティストが日本市場へ参入し、1970年代から台湾の麗君(テレサテン)、1980年代から韓国の金蓮子(キムヨンジャ)、趙容弼(チョーヨンピル)など再び「演歌」の「東アジアの統一シーン」が形成されました。 このムーブメントは未だに日本と国交の無い北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和國)にも届き、「瀬戸の花嫁」「青い山脈」「津軽海峡冬景色」などの日本の演歌が全惠英(チョンヘヨン)、李京淑(リ ギョンスク)、趙錦花(チョグムファ)など現地のトップ歌手によって日本語でカヴァーされCD化もされています。 そして1990年代には台湾の徐若瑄(ビ ビアンスー)、中国大陸の王菲(フェイウォン)、艾敬(アイジン)、韓国のBoAなど、いよいよ「ポップス」の「東アジアの統一シーン」がスタート! ...

4月, 01

なぜ、アジアに沢山の拠点があるのか?(東アジア音楽市場~#1)

今、東アジア市場が猛烈に熱いです! あらゆる面で日本が首位の時代はもう完全に終わりました。 これからの時代は何もかもが「日本以外の東アジア」が主役になります。 しかし、これら東アジアの地域は、中華文明をルーツとした、非常に近い文化を共有していますが、逆に近いからこそ細かい部分での文化/習慣/社 会制度などでも様々な差異と特性があり、また各地域が”微妙な対立”をしていますので(汗) まだまだ「一つの市場」には程遠い状態なのが現状です。。。 例えば日本の音楽は台湾では人気がありますが、超メジャーばかりが注目されていますし、市場規模も最小だったり。 中国大陸では日本の音楽は全く流行ってないですが、東アジア最大規模のロックシーンがあったり…。 台湾の音楽は中国大陸では 大人気ですが、中国大陸の音楽は台湾では全く人気が無かったり…。 日本では韓国の音楽は流行っていますが台湾や中国大陸など中華圏の音楽はほとんど知 られていなかったり…。 また台湾は日本が大好きであり、中国大陸は嫌いな人が多いですが、中国大陸では日本が嫌いな人が多く、逆に台湾が大好きな人が 多かったり…。日本は台湾に親近感があるにも関わらず、なぜか台湾ブームは日本では全く起きる気配が無かったりとか…。 日本では韓国ブームは過去 何度も起きていますが、韓国では日本ブームは一度も起きていないとか…。 最近の台湾では過去最大に猛烈な反韓国ムードが起きている…。   東アジアには15億5000万人以上の人が住んでいますので、音楽も世界最大規模のシーンがあるわけですが、日本人はその9割を、まだほとんど知らないと 思いますので、今後、そんな日本人の知らない「アッと驚く東アジアの音楽市場」をお伝えして行きたいと思います。 それも地域別の評価は前例があると思いますので「一つのテーマを元に全地域で比較する」とか面白いと思いでしょうね~(笑)。 一つの地域に詳しい人は私以外にも沢山居ますが、全地域をバランス良 く比較出来る人は少ないと思います。 東アジアの統一市場で必要な事は、いかに全地域をバランス良く見るか? になります! それでは皆さん、乞うご期待下さい!   DR.MARTENS 50TH ANNIVERSARY CONCERT あのDR.MARTENSがスポンサーとなり開催された入場無料 ライブイベント! 韓国では他にもGAPやHite Beerなど企業スポンサーによるライブイベントが流行中! ...

3月, 01

@wpshower

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